「自由とは、己の利を奪い合う事じゃない NHK朝ドラ らんまん 早川逸馬」 NHK朝ドラ「らんまん」から。ドラマの中で自由民権運動の活動をしていた早川逸馬という人物の言葉です。 「自由」という言葉は元々仏教用語で、とらわれのない悟りの境地を意味しますが、自由民権運動をしていた人物のセリフですので、政治的な自由を指すのでしょう。 また、このセリフは早川の晩年のセリフですので、早川が目指していた世界の事を言っているのかもしれません。 「己の利を奪い合うことじゃない」という言葉は、在家で曹洞宗の教えを学んだ書家の相田みつをさんの「奪え合えば足りぬ わけ合えばあまる」の言葉にもつながります。奪い合いは、必要以上に欲しくなる気持ちになり、限りがありません。分け合う気持ちを持てば余裕が生まれます。 さらに早川さんは、「それをやったら奪われた側は痛みを忘れんき」と続けます。奪うような行為は相手を傷つけ復讐の気持ちを持たせる事になります。最初から取り合いをしなければ争いにはなりません。 私たちは、奪い合う事をやめ、分け合う気持ちを忘れず生活したいものです。 |
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