「お墓の向こう側から ご先祖さまが あなたを拝んでいる」 私たちはいつも、お墓の前で「どうか見守ってください」「安らかにいてください」と、ご先祖さまに向かって手を合わせます。こちらが拝む側で、ご先祖様が拝まれる側という構図です。 一方で、お墓の向こう側から、ご先祖様があなた様に向かって手を合わせ、拝んでいるという視点も忘れてはいけないと思います。 あなたさまにとって、お墓に眠る何十年も前に亡くなったご先祖様は、顔も知らない、一緒に生活したことのない人物かもしれませんが、そのご先祖様にとって、あなた様は、自分のかわいがった子や孫の子孫であり、かけがえのない大切な存在のはずです。きっと、お墓の前で手を合わせるあなたさまに「よくきてくれたね」と感謝し、「幸せでありますように」と手を合わせてくださっている事でしょう。 お盆の時期です。是非お墓参りをして、ご先祖様にあなた様の姿を見せたいものですね。良いことがあったらご報告を、困った事があったらその気持ちを、ご先祖様に伝えましょう。 |
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「これが現実だ。この中でベストを尽くそう」 サッカー日本代表 森保一監督 2026サッカーワールドカップの日本代表は、決勝トーナメント1回戦でブラジルと対戦し敗れはしたものの、グループステージから素晴らしい戦いを見せてくれましたね。 今月の言葉は、代表選出時に怪我で有力選手を外さざるを得なくなったり、直前に選手を入れ替えたりしなくてはならなくなった事について、森保監督がテレビ番組「シューイチ」の中で、中山秀征さんとのインタビューで語った言葉です。 「有力選手がいなくなってしまった」といくら嘆いていても、試合には勝てません。変えられない現実をしっかりと受け止め、「この中でベストを尽くそう」と切り替えることが大切です。 仏教には「少欲知足(しょうよくちそく)」という言葉があります。必要以上に「もっと欲しい」と欲張る気持ちを手放し、今の状態の中に満たされているものを見出すという考え方です。 望んでも手に入らない現実に執着せず、今手元にあるものを最大限に活かしてベストを尽くしたいものです。 |
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脚下照顧(きゃっかしょうこ) 他人の欠点を言う前に、自分の行いをよく見なさい、という戒め お寺の玄関などに「脚下照顧」と書かれた木札がよく置かれています。そのため「はきものをそろえてください」といった意味と考えている方も多いと思います。確かにこの木札を置いているお寺さんは、「はきものをそろえてください」の思いも込め、玄関に置いているとは思いますが、本来は、「自分の足下(=自分の現状、自分の心、自分の行動)を顧(かえり)みなさい」という意味の禅語です。 キリスト教の聖書の中にも「あなたたちの中で罪を犯したことのない者が、まず、(罪を犯した)この女に石を投げなさい」 という言葉があります。(「ヨハネによる福音書」第8章) 人を責めるより前に、自分自身の行動を顧みなさいといった意味の言葉で、この脚下照顧の考えによく似ていると思いました。 他人の欠点を責める前に、さて自分はどうなのかと、しっかり反省し、謙虚な気持ちで行動したいものです。 |
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「信号は必ず青になるよ」 東ソーCM 化学メーカー東ソー さんのCMの言葉からです。 急いでいる時に、赤信号で止められると、イライラしてしまいますね。また急いでいる時の赤信号は長く感じるものです。 でもいつまでも信号が赤のままという事はありません。待っていれば信号は青に変わり、前に進むことができます。 仏教では諸行無常を説きます。すべての物事は変化するという意味です。 「赤信号」も「青信号」も、その状態に留まることはありません。必ず変化する(変わる)という性質が、この世の真理です。 「今すぐ青になってほしい」という心(執着)があると、赤信号は苦しみになりますが、それは信号の理(ルール)です。 信号が変わるのをただイライラして待つのではなく、その瞬間を「いつかは変わる」という確信を持って穏やかに過ごすことも、一種の智慧です。 今は停滞してしまっている状況にあっても、必ず前進する時が来るはずです。前に進むことができない状況にあったとしても、いつか必ず前に進むことができると信じ、穏やかな気持ちで待ちたいものです。 |
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「積小為大」(小を積めば則ち大と為る) 二宮尊徳 二宮尊徳(二宮金次郎)の言葉です。 小さな事の積み重ねが大きな結果を生むという意味でしょう。 漫才師で衆議院議員もつとめた西川きよしさんの座右の銘に「小さなことからコツコツと」があり、 野球のイチロー選手は「小さなことを積み重ねることが、とんでもないところへ行くただ一つの道」と言っており 同じく野球の大谷昇平選手も「日々の地道な努力こそが遠回りに見えて一番の近道」と言っています。 彼らもまた、日々の小さな努力の積み重ねの結果、大きな成功をおさめたのでしょう。 仏教では、因果を説きますが、小さな「因」の積み重ねが、大きい「果」をもたらすのだと思います。 「さあはじめよう」と思って、最初から大成功などということはありません。毎日の努力の積み重ねが大切なのです。 新年度がはじまりました。できることから少しずつ、小さいことだと面倒がらずに、コツコツ積み重ねていきたいものです。 |
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「選んだ道を、全力で!」 バレーボール元日本代表主将 荒木絵里香 バレーボール元日本代表主将 荒木絵里香さんが、2022年4月にNHKのインタビュー番組にて話した言葉のようです。私は 番組を見ていなかったのでどのような文脈ででてきたものかわかりませんが、良い言葉ですので、今月の言葉にしました。 荒木さんは、2021年の東京オリンピック出場を最後に引退されましたので、引退直後のインタビュー番組であったと思われます。ご自身のバレーボール人生を振り返ったとき、常に全力で取り組んでいった人生だったのでしょう。 3月になりまして、進学・就職など、人生の次のステージが決まってきている方が多い時期だと思います。 この選んだ道が、うまくいくのか、自分に合っているのか、わからず不安になっている人もいるのではないでしょうか?また希望した通りの道に勧めなかった人もいるでしょう。 ご縁があって選んで決めた道です。どのような道で会っても、是非全力で取り組んでいきたいものです。 |
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「思い出ばかり積み重ねても 明日を生きる夢にはならない」 カサブランカ・ダンディ 阿久悠 1979(昭和54)年2月(今から47年前!)に、沢田研二(ジュリー)さんが歌いヒットした曲「カサブランカ・ダンディ」(詞:阿久悠)からです。 イントロで手に持ったウイスキー瓶の中身を口に入れブワッと吹き出すシーンはかっこよく、当時小学生だった私もよくまねをしていました。 歌の内容自体は、気持ちが冷めてしまった女性と別れることのできない気障でカッコ悪い男の歌のようですが、紹介した部分が仏教っぽいなと感じ今月の言葉としました。 昔の楽しかった思い出は、時々思い出せばその時の活力になるものと思いますが、「あの時はよかった」「あの時に戻りたい」などといっていつまでもしがみつくのは、苦しみとなります。過去の武勇伝を若い人たちに語ったところで煙たがられるだけです。 「あの時はよかった」「あの時に戻りたい」という執着を手放してこそ、未来への夢につながるのだと思います。 過去にとらわれず、その時その場でするべきことをしっかりおこなうことが大切だと思います。 |
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「幸せを届ける人が一番の幸せ者」 曹洞宗の修証義というお経に、 「愚人(ぐにん)謂(おも)わくは利侘を先とせば自らが利省かれぬべしと、爾(しか)には非(あら)ざるなり、利行は一法なり、普(あまね)く自侘を利するなり」(他人の利益を先とすると己の利が損なわれてしまうとばかり考えがちであるが、そうではない。利他行を行ずれば廻りまわって結局は自他共に等しく利益を蒙(こうむ)ることを知るべきである)とあります。 人の喜ぶ顔を見る事で幸せになることができると思います。また幸せや親切は伝染します。あなたが誰かを幸せにすれば、それは別の人へと広がり、結果として自分にも返ってくるのだと思います。 他人には親切に、また親切にされたらお礼を言い、その幸せを他の誰かにも届けましょう。 一方で「私はこんな良い事をした」と言って自慢をしたり、見返りを期待したりしては、せっかくの善行が台無しになります。「親切をしたら忘れる」の気持ちで幸せを届ける者になりたいものです。 |
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